「宇宙を駆けるよだか」 ネタバレ・感想♪
こんにちは!
まんが好き主婦 YURIです♪
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宮沢賢治・作の「よだかの星」では、地味で醜いと周りの鳥達に疎ましがられ、自分を嫌悪し、ひたすらに夜を駆け、最期には自らの身体を燃やして星になる「よだか」。
切なくも美しい童話をモチーフにした「宇宙をかけるよだか」も、
哀しみや絶望を最期には包み込む、優しい物語でした。
簡単なストーリーは
醜く、歪んだ性格の海根然子(うみね ぜんこ)が、容姿も性格も環境も、全てに恵まれた小日向あゆみと入れ替わることから始まる物語。
よくありそうな設定のファンタジーですが、その一言では済ませられない、繊細で緻密に描き込まれた作品になっています。
1巻では、然子の執念やしろちゃんの不可解な態度など、ミステリーの要素もあり、グイグイと惹き付けられます。
柔らかでキラキラとした絵柄ですが、然子の強烈な泣き顔は鬼気迫るものがあり、少女漫画の枠を超えています。
何より、爽やかなのが逆に不気味なしろちゃんが、この巻のキモでしょう。
それが、2巻以降では各登場人物の内面やバックボーンが丁寧に描かれ、ストーリーに深みが増していきます。
そして、それぞれが自分と向き合い、最後には爽やかな読後感があります。
3巻完結という、駆け足で進む展開なので、入れ替わりについての説明などは割とあっさりとしています。
もっと引き延ばした長編にすることもできそうですが、おそらくこの作品のテーマは、もっと別のところにあるのでしょう。
人を想う心や優しさ、外見の、内面の美しさとは、自分とは何なのか…。
苦しみ、奪い、哀しみ、その身を焦がしながら然子が得たものが、最後の彼女の表情に表れている気がしました。
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